ミネラルウォーターのカリウムってなんだ? 高血圧予防に効果あり?

2015.08.31

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 カリウムは、カルシウムやマグネシウムと同じミネラルで、大抵のミネラルウォーターに含有量が記載されるほど、重要な栄養素です。もちろん、人間の身体には欠かせません。

高血圧の予防に

  カリウムは、細胞内の体液の浸透圧を一定に保ち、神経の興奮や筋肉の収縮に関連が深いと言われます。また、体液のpHバランスを保つとも言われ、このあたりから「むくみの解消にはカリウムを多く摂るとよい」という説もあります。厚生労働省の「e-ヘルスネット」によれば、カリウム不足は、脱力感・食欲不振・筋無力症・精神障害・不整脈の原因になるとも言われています。

 

 また、ナトリウムを体外に出しやすくする効果もあり、塩分の調節に役立ちます。そんなことから、高血圧の予防にもカリウムが役立つようです。「日本人の食事摂取基準(2005年版)」によれば、高血圧を予防するために、成人の男女とも、1日3500mgのカリウム摂取を目標値としています。

 

 カリウムを多く含む食品は、バナナやカボチャなど。ミネラルウォーターでもカリウムは主な成分のひとつなので、水から補給するのも良いでしょう。また、水ラボが以前行った取材では、炊飯にカリウムを多く含む水が適している、との説もありました。

 

 カリウムの過剰摂取が指摘されることがありますが、体内の調節機構がはたらくのであまり問題にはなりません。大量の発汗やおしっこなどの他には、カリウムが体内で過剰になる心配はないようです。

 

水ラボが作ったポット型浄水器「ピッチャーピュア」

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