カルキは時間をかけてしっかり抜こう!

2016.08.22

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水道水を飲みやすくしたいときに行う
“カルキ抜き”

水道水を安全に飲める様にと
殺菌の意味で含まれているカルキですが
濃度が高ければプールの様なニオイがして
水を飲むということから遠ざかってしまいます。

では、カルキ抜きはどのように行うのでしょうか?

水道水のカルキ(塩素)は
水を安全に使い飲むために殺菌に使用されていて
地域の水質によってその濃度は異なります。

そのカルキを抜くために一番簡単な方法は
放置しておくことだと言われています。

一般的に屋外でカルキを抜く場合には
6時間以上が必要となります。
特に日中の日光が当る屋外で行うことが大事です。

また、室内でのカルキ抜きに必要な時間は
2~3日と言われています。

カルキ除去剤を使用すれば瞬時に中和されますが、
くみ置きの場合にはこれだけの時間がかかってしまうのです。

またやかんや鍋で沸騰させてカルキを抜く場合ですが
蓋をせずに10分以上沸騰をさせ続けることが必要です。

しかし、沸騰でのカルキ抜きはおすすめできません。
というのも、カルキ(塩素)は沸騰させることで
トリハロメタンに変わり気化して抜けて行ってしまうからです。

トリハロメタンは沸騰した状態が
一番多く発生し通常の2~3倍の量になってしまいます。

トリハロメタンの除去には40分近く、
沸騰を続けなければならないとされています。

ここまで時間をかけて沸騰しても、同時にミネラルなども壊れていて
さらに時間がかかるので
私たちの飲み水に沸騰した水は辞めた方が無難です。

水道局等で推奨されている方法は、
水を汲み冷蔵庫で1日置いておく方法です。

他にも、ビタミンCを入れる方法などもあります。
また、2リットルのペットボトルに水を入れ、
日陰でキャップ無しで放置する方法も
夏場であれば1日半ほど時間がかかりますが可能です。

ただ、目には見えないカルキ。
一般的に言われている時間ですので,あくまで参考程度にして下さい。

カルキが強くならない様な
水質環境に日頃から気をつけて行きたいですね。

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