2015.02.09
お米をおいしく炊くために、とても大切な水。水加減はもちろんですが、どんな水を使うかも気になるところです。水ラボが、プロのお米屋さんに実施した調査を見てみましょう。
米は、最初に水に触れるときに、もっとも良く水を吸います。つまり、1回目の洗米がとても重要。お米屋さんに「自宅でのお米の炊き方」を聞いたところ、およそ半数が浄水器の水で洗米しているそうです。もう半数はほぼ水道水を使っています。
米を炊くときの水には、全体の2割がミネラルウォーター、3割が浄水器を使っています。残りの半数は水道水です。水加減は、どのお米屋さんもこだわりがあるのですが、水質を考慮するのは意外にも半数程度。それでも、おいしく炊ける水の条件があるのは確かのようです。
日本の水はほとんどがミネラル分の少ない軟水だといわれています。田んぼに満たされている水も大体軟水です。食材が育った環境に、水も合わせるのが良いというのはよく言われることで、たとえば焼酎なども仕込みの水で割るとおいしくなるそうです。
ですから、日本の米は洗う時も、炊くときも、軟水を使うのが良いのです。硬水で炊くと、ぼそぼそとカタイ舌触りになってしまう可能性があります。日本では、水道水も軟水が多いので、そこまでこだわらないお米屋さんも多いのでしょう。ミネラルウォーターを使うときも、硬度100mg/l以下の軟水の商品を使うようにしてください。
なお、水加減については、こちらの記事でもご紹介しています。水を使いこなして、おいしいお米に仕上げましょう!